2026年8月、我が家と祖父母といとこ家族の10人で、長崎旅行に行きました。
旅行の計画を立てる上で、ハウステンボスや長崎空港はアクセスがいいとは言い難く、交通手段を考えるにあたっては非常に悩みました。悩んだポイントや結論をこの記事にまとめます。
長崎空港IN・福岡空港OUTにした
今回の旅行は、
長崎空港 → 長崎市内 → ハウステンボス → 福岡
と、一方向に移動するルートにしました。行きは長崎空港に到着し、帰りは福岡空港から帰りました。その理由は、
- 地方在住の家族は、長崎空港への直行便がないが、福岡空港からなら直行便で帰れる
- 九州は広いので、長崎→ハウステンボス→福岡と、一方向に移動して効率を高めたい
- 九州上陸が初めてのメンバーも多いので、せっかくなら博多には寄りたい
というところです。
行きと帰りの空港を同じとするか変えるかは好みがあると思いますが、同じルートを2度通る必要がないので、効率的で私は好きです。特に今回は、九州が初めてのメンバーも多いので、複数の県をまわりたいので、そうしました。
我が家のモデルルート

1日目|長崎空港着・長崎市内観光
- 長崎空港着
- 長崎市内へ<レンタカー>
- ランチ(てん新)
- 長崎観光(グラバー園、大浦天主堂)<路面電車、バス>
- 夕食(四海樓)
- ホテル宿泊(スタジアムシティホテル)
2日目|ハウステンボスへ
- 長崎空港へ<レンタカー>
- ハウステンボスへ<ホテル無料送迎バス>
- ハウステンボスで1日遊ぶ
- ホテル宿泊(ホテルヨーロッパ)
3日目|福岡へ
- ハウステンボスで半日遊ぶ
- 博多へ移動<特急ハウステンボス号>
- 夕食(博多魚がし海の路)
- ホテル宿泊(ホテルJALシティ赤坂天神)
4日目|福岡から帰る
- 福岡観光(太宰府天満宮)
- 福岡空港発
この中で一番悩んだのが、2日目の長崎市内からハウステンボスへの移動です。特に用事もないのに、いったん長崎空港へ戻るのは時間の無駄では?と思い、ほかの方法も探しましたが、これが最適解だったと思います。
行程1:長崎空港から長崎市内はレンタカーかバスか
長崎空港からの移動ですが、長崎空港には、鉄道駅がありません。とりうる交通手段としては、空港バスかレンタカーが主要な選択肢となりますが、長崎空港から長崎市内へ向かうなら、空港バスを利用する人が多いと思います。
我が家も、空港バスかレンタカーのどちらにするか検討しました。
我が家がレンタカーを選んだ理由
今回は祖父母を含めて10人だったので、空港バスは使わず、ハイエースを1台借りました。
- 10人なら空港バスとの料金差がそれほど大きくない(後述)
- 子どものおむつ替えや休憩に対応しやすい
- 道中で自由にランチへ寄れる
- 荷物を持って公共交通に乗らなくてよいのが楽
実際、長崎市内へ向かう途中でランチのお店に寄ることができました。
空港バスとの費用比較
長崎空港から長崎駅前までの空港バスは、大人1,400円、小学生700円です。
| 人数 | 空港バス往復 | レンタカー |
|---|---|---|
| 10人 | 19,600円 | 約28,500円 <内訳> レンタカー代:21,952円 ガソリン代:2,759円 駐車場代:2,000円 高速道路代:約1,800円 |
計画時点では、レンタカー代の21,952円と高速バスの19,600円を比べて、これならレンタカー一択と思って決めたんですが、ガソリン等々も入れると想定より差が開きました。とはいえ、差額は、1人あたり約900円。このくらいの差なら、子どものペースで動けて途中でランチにも寄れるので、レンタカーにしてよかったと思います。
一方、1家族なら料金面では空港バスがかなり安くなります。人数や荷物の量で比較するのがおすすめです。
途中でランチに寄れる
私たちは、空港から車で約10分の「てん新」さんでランチを食べました。事前に電話で予約をしておきましたよ。景色の見えるお座敷席があり、親族の集まりにはぴったりのお店でした。


行程2:長崎市内観光は路面電車+路線バス
長崎市内観光における交通手段については、調べていると、路面電車の電停が観光地の近くにあるので、レンタカーより路面電車がおすすめという情報が多くでてきました。しかし、正直なところ、路面電車は、子連れ、とりわけベビーカー持ちにはおすすめできません。レンタカー、市営バス、タクシーなどの交通手段も含めて検討したほうが良いです。
我が家が路面電車を選んだ理由
我が家の場合、次男が電車好き、かつ、夫が路面電車に乗りたいというので、路面電車に乗ることにしました。夫は、路面電車は長崎らしい交通手段ということで、とても楽しみにしていました。
ただし、路面電車の車内はかなり狭く、ベビーカーは畳まないと乗れません。実際に私たちが乗ったときも畳んで乗車しました。私たちが乗った便は混んでいて、乗り降りする人の邪魔にならないように、かなり気を使いました。混んでいて、なかなか座れなかったりもしたので、赤ちゃん連れでは結構疲れました。
また、電停(路面電車の乗り場)は、階段を利用する場合もあるので、事前に車椅子対応と書いてある電停を調べておくのをおすすめします。
路面電車は、見るだけでも十分に風情を感じられるとも思うので、無理して乗る必要もないかなとは思いますが、長崎の文化に触れたという実感がもてたのは良かったです。
実際に乗ったルート:グラバー園へ行くなら石橋から
路面電車は、我が家は石橋電停で降りました。グラバースカイロードを使ってグラバー園へ向かいました。石橋側から行くと、グラバー園の上側から入り、園内をほぼ下りながら観光できます。ベビーカーでも問題なくまわれました。
グラバー園を見たあとは、大浦天主堂へ。大浦天主堂は、階段があり、ベビーカーではまわれないので、今回は外観を見るだけにしました。


その後、四海樓で長崎ちゃんぽんを食べました。長崎ちゃんぽん発祥のお店という有名店です。我々は金曜日の18時頃に到着しましたが、店内が広いので、並ばずにすぐ入れました。

グラバー園 → 大浦天主堂 → 四海樓は、場所が近くまとまっているので、子連れでも回りやすかったです。
帰りは路線バスを利用
四海樓からホテルへ戻るときは路線バスを利用しました。もともとは路面電車で帰る予定でしたが、行きで疲れたので、急遽路線バスにしました。路線バスは路面電車より車内がかなり広く、私たちが乗った時間帯は乗客も少なめ。ベビーカーも開いたまま乗れて、ずっとラクでした。
四海樓からバス停までは徒歩2〜3分ですぐ近くで、降りるときもスタジアムシティホテルのすぐ近くにバス停があったので、便利でした。
行程3:長崎市内からハウステンボスへ何で行くか?
長崎市内からハウステンボスまで何で行くか、ここが今回、一番悩んだところです。
長崎市内からハウステンボスへ、とりうる交通手段
- レンタカーでハウステンボスまで直接行く
- JRシーサイドライナーで長崎駅からハウステンボス駅へ行く
- 長崎空港へ戻り、バスでハウステンボスへ行く
我が家は、長崎空港へ戻ってから送迎バスに乗りました
悩んだ末、長崎空港に一度戻ってから、空港から、ホテルヨーロッパの送迎バスに乗ることにしました。このプランだと、特に用事もない長崎空港へ戻るのは時間の無駄なので、他の方法も検討をしましたが、ボツになりました。
ボツ案:レンタカーで直接行く案
長崎市内から、そのままレンタカーでハウステンボスへ向かうこともできます。ルートは大きく、
- 西海橋方面を通る、距離の短い一般道ルート(図の黄色点線ルート)
- 長崎自動車道を使い、大村湾の東側を回るルート(図の③→④ルート)
の2つです。

距離だけ見ると西海橋方面が短いのですが、一般道を長く走ります。一方、高速道路を使うルートは距離が長くなるものの走りやすく、大村湾を見ながら走れる区間もあります。
「長崎空港まで戻るなんてかなり遠回りでは?」と思っていましたが、長崎市内から直接ハウステンボスへ向かうのも、思っていたほどすっきりしたルートではありませんでした。
さらに、我が家の場合は、そもそも乗り捨てできるレンタカーが見つからなかったという理由もあります。ハウステンボスで10人乗りのハイエースをハウステンボスで返せる条件のレンタカーは無かったのです。そこで、長崎空港まで戻ってレンタカーを返すことにしました。
ボツ案:JRシーサイドライナーで行く案
もうひとつ検討したのが、長崎駅からシーサイドライナーでハウステンボスへ向かう方法です。
長崎駅からハウステンボス駅までの普通運賃は大人1,730円。我が家の場合、大人6人+小学生2人で片道約12,100円です。一方、ホテルヨーロッパの送迎バスは宿泊費に含まれるので、やはりそっちを利用しないともったいないですよね。
そして、料金以上に気になったのが、座れなかった場合の負荷です。1歳・3歳の子どもに祖父母も一緒なので、もし1時間以上立つことになったらかなり大変です。シーサイドライナーの体験談を見ると、かなり揺れるという情報も多かったので、これは選べませんでした。
今回は、確実に座れるホテルの送迎バスを選びました。
行程4:長崎空港からハウステンボスはホテル無料送迎バス
前述の通り、長崎空港に一度戻り、ホテルヨーロッパの送迎バスを利用しました。これは事前予約が必要です。所要時間は約60分です。
送迎バスがないホテルの場合は、空港バスや高速船などの選択肢があります。
ホテルヨーロッパ送迎バスを選んだ理由
- ホテルヨーロッパ宿泊者なら無料
- 予約して座れる
- 真夏でも涼しい
- 荷物を持って乗り換えなくてよい
- 約1時間そのまま乗っていれば着く
実際に乗ってみて、とても快適でした。ホテルヨーロッパの宿泊費は高く見えがちですが、空港からハウステンボスまでの移動費と手間まで含めた総額では、思ったほど割高ではないと思えてきます。
私たちが乗った車両は、高速バスのように座席がぎゅっと詰まった感じではなく、ある程度ゆとりがありました。ゆとりがあるからか、子どもたちがやや賑やかに話していても、それほど気になりませんでした。何より、全員座れて涼しいのがよかったです。
レンタカー返却は余裕を持って
我が家はバジェットレンタカー長崎空港店を利用しました。口コミ通りに、返却手続きがかなりスムーズで素晴らしかったです。我々は、送迎バスの時間が迫っていて結構ギリギリだったのですが、おかげで間に合いました。
バジェットレンタカーは「たびらいレンタカー」でも検索・予約できます。複数社の料金をまとめて比較できるので、長崎空港でレンタカーを探すときは一度チェックしてみるのがおすすめです。
→ たびらいレンタカーで長崎旅行のレンタカーを比較する行程5:ハウステンボスから博多は特急ハウステンボス号
ハウステンボスのあとは、福岡へ移動しました。
特急ハウステンボス号で福岡へ

特急ハウステンボスは、ハウステンボス駅から博多駅まで乗り換えなしで行けるので、移動方法としては分かりやすいです。また、事前にWebで予約をしたので、席が確約されているのも安心です。
特急ハウステンボスに乗った感想
この旅行の中で、特急ハウステンボスは、かなり強烈に印象に残りました。真夏の日差しが強く、カーテンはあるものの暑い。冷房が日差しに負けている感じがしました。
さらに結構揺れもあり、ゲームをしていた甥は良い、夫も少しつらそうでした。酔いやすい私は、揺れは大丈夫でしたが、日差しの暑さが結構きつかったです。

「行きにこの電車に乗って、そのあと一日ハウステンボスで遊ぶ旅程じゃなくてよかった」
もし逆の旅程で、これに乗ったあとハウステンボスだったら、楽しみが半減していたかもしれません。真夏という条件もあるので、季節によって印象は変わると思いますが、衝撃的でした。
まとめ|我が家ならもう一度行っても同じルート
今回の旅行では、長崎空港に一度戻ったり、レンタカー・路面電車・路線バスを組み合わせたりと、交通手段はかなり試行錯誤しました。
当日になって路線バスを使うことにした場面もあり、悩むポイントは多かったですが、長崎のアクセス事情を考えると、結果的にはこのルートが我が家には最適解だったと思います。


